読み聞かせが小さな子どもに与える良い影響については、色々なところで見聞きされている方が多いと思います。
私はと言えば、長男がお座りできるようになったころ、ご存知、松谷みよ子 文『いないいないばあ』で読み聞かせデビューしました。
それ以降は、年間350日ほど読み聞かせを続けたと思います。(この話を息子にしたところ、昼間にも夜寝る前にも読み聞かせをする日もあったから、年間の日数では読み聞かせの回数は計れないんじゃない?と笑われました)
長女にいたっては、お腹の中にいるときから、読み聞かせを聞いていたことになります(^^) 二人が小学校になっても読み聞かせは続き、中学生になるとさすがにもう読み聞かせは・・と思いきや、風邪の治りかけのときや心が疲れてしまったときには、横になった子どもに静かな昔話を読むこともありました。
この読み聞かせ、子どもに良い影響を与えるだけではない、というのは、まだ子どもたちが赤ちゃんの頃から、強く感じていました。読み聞かせを真剣に聞く子どもの様子、めでたしめでたしを聞き終わって、安心して眠りにつく様子、小さな息遣いやほんのり温かい体温を直接肌で感じることが、読み聞かせをする大人にも、とても大きな影響を与えているのだと思います。どんなホルモンなのか、詳しいことはわからないけれど、きっと苛立ちを抑えてくれたり、母性だったり、責任感だったり、そういったものを大人に感じさせるホルモンがバンバン出ているに違いない!(たぶん)
生活上、絶対必要な時間とは言えない読み聞かせをするひとときは、実は読み聞かせをする大人にも、それを聞く子どもにも、この先長く生きていく上で必要な知恵や物事に対する柔軟な考えや、優しい気持ちを与えてくれているのではないかなあ、そうだったらいいのになあと思っています。
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