「かこ さとし展」

子育て

先日、Bunkamura  ザ・ミュージアムで開催されている、「かこ さとし展 子どもたちに伝えたかったこと」に行ってきました。

感想を一言では言い表すとしたら・・胸が苦しくなった、ということでしょうか。

懐かしく、かわいらしい「からすのパンやさん」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」「おたまじゃくしの101ちゃん」の絵を見られて、本当にあたたかい気持ちになったものの、そのすぐ後に、なぜか悲しいような気持ちになるのです。かこさとしさんが、どんな気持ちでこの絵をお話を描いたのだろうかと、考えてしまうからだと思います。そして、今現在のわたしたちの姿が、恐らく、かこさとしさんが望んでいたものと違っているだろうと思うからです。

かこ さとしさんの著書に、子どもたちには、たくさん本を読んだり、遊んだりして賢くなってほしい。そうすれば、戦争のようなことは起こさないはず、と書いてあったことを覚えています。

私はこの一文を読んで以来、とても真剣に今の仕事に取り組むようになりました。それまでも、子どもたちの将来のために・・と、真剣だったつもりです。でも、子どもたちが作っていくであろう世界について考えたことは、ありませんでした。

改めて、本と子どもをつなげる今の仕事についての思いを確認できた展覧会でした。

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